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うぇるあめのタイピング関連ブログ

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type!beat 初心者向け導入ガイダンス

ここ数日、『type!beat』というタイピング音ゲーが日本国内の一部プレイヤーの間で注目を集めています。
導入までのハードルが高いゲームであるため、これからプレイしたい方向けのガイダンス記事を書いておきます。

type!beat とは

タイピング操作で遊ぶPC向けの音楽ゲームです。osu! を継承した UI、システムを備えています。
プレイ人口こそ多くはありませんが、世界中のプレイヤーとスコアを競い合えます。

type!beat 選曲画面
プレイ画面。

プレイ画面では、楽曲に合わせてその歌詞をタイピングします。
歌詞はおおむね音節単位で区切られており、各パーツを打つタイミングがなるべく楽曲のタイミングに近いほど高判定が取れます。
ミスタッチやスルーなどで体力ゲージが減少します。文字を打つと回復しますが、間に合わずにゲージがゼロになるとゲームオーバーとなります。

導入

公式サイトに行きます。("type!beat.sh" で検索すると出やすいです。)
typebeat.sh

公式サイトのトップページ

やることは2つ。

1. Download Installer をクリックし、インストールされた typebeat-win-Setup.exe を使用して PC にゲームをインストールする。
(Windows の警告が出るので注意。)

2. 右上の sign up からサインインし、アカウントを作成する。
(Google アカウントのログインでよいと思いますが、その場合は後のタイミングで別途パスワード設定を行います。)

インストールが完了したら、言語設定等を済ませて早速プレイします。

メニュー画面

右上のアカウントが Guest 状態になっている場合は、クリックしてパスワードを入力してください。
Google アカウントでログインしている場合は、代わりに「新規登録」を選んでください。ブラウザ上でサイトが開くので、そこで新しいパスワードを設定します。このパスワードをゲーム上で再度打ち込むとログインが完了します。

設定

左上の歯車マーク等から設定画面を開けます。
さまざまな設定項目が存在しますが、主要なものを説明します。

スキン
スキンの設定画面

「スキンレイアウトエディター」で、選曲画面やプレイ画面のレイアウトを直接編集できます。
始めたての場合はデフォルトでよいと思いますが、慣れてきたらアレンジを施してもよいでしょう。

プレイ時 UI の編集画面

私は判定数を表示する ArgonJudgementCounterDisplay、判定の早い遅いを視覚化する BarHitErrorMeter を設置しています。どちらもデフォルトでは表示されない機能です。

入力

マウスの感度を独自に設定できます。

マウスの編集画面
ゲームプレイ

特に背景の部分を見ておくとよいです。気になる部分を調整できます。

背景の設定画面
type!beat

ゲームプレイ自体に関わる項目が並びます。

Space to skip current word (スペースで現在打っているワードをスキップする)は、monkeytype で類似機能に慣れているかにもよりますが OFF を推奨します。スペースの誤打時に混乱しやすいです。
下ではフォントを変更できます(一部譜面は反映されない)。

プレイ設定画面

さらにこの下では各種表示機能を調整できるので、気になるところがあれば設定を変更しましょう。

Experimental

Visual feedback の Colour typed-letter bars by judgement (判定によって下のバーの色を変更する)を ON にすることを推奨します。自分の取った判定を確認できます。

Visual feedback の設定画面

プレイ画面

選曲画面で曲を選ぶと、プレイが始まります。

プレイ画面。

表示された文字をスペースありで打ちます。タイミングがバーの動きなどで指示されるので、なるべく楽曲に合わせて打ちます。

歌詞はおおむね音節ごとに区切られています。区切りの最初の1文字はタイミングをしっかり合わせる必要がありますが、その後の文字は遅れていなければ大体 GREAT で通してくれるイメージです。
よって、ひとかたまりの区切りは頭だけ合わせてジャッと一気に入れてしまってもよいと思います。

慣れるまでやや時間がかかるゲームなので、プレイを重ねて自分なりのコツを見つけましょう。
良いリザルトだと pp というポイントが溜まり、それによってサイト上で見られる自分の全体ランクが決まります。細かい計算式は書いてある箇所が見当たらないので私自身よくわかっていません。

Mod

選曲画面下部より、Mod と呼ばれるオプションを選択できます。

Mod 設定画面

プレイを簡単にするものもあれば、縛りを設けるものもあります。難易度が変化するオプションを使用すると、スコアに相応の倍率がかかります。
遅い曲では Nightcore (速度変化)や Literate (大文字なども歌詞通りに打つ)を入れると高得点が期待できます。
Nightcoreの速度は右上の「カスタマイズ」から変更します。

難易度変化以外のオプションの中では、Gatekeeper などが役立つかもしれません(ミスタッチしたときにカーソルを進めず、その場で弾く。コンボが切れることに注意)。

AC版『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド(TOD)』の筐体が現存するゲームセンター

 セガがかつてアーケード用にリリースしたタイピングゲーム、『ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド』 (THE TYPING OF THE DEAD)。
 当時多くのゲーマーにプレイされ、家庭用ソフトも複数制作された作品だが、最初の稼働は2000年と今から26年前であり、現存する筐体はごく少数となっている。

 この記事では、筆者が現在確認できている現存台の情報をまとめる (随時更新)。
 調査にはタイピングゲーマーコミュニティの協力を得ているが、まだ把握できていない台も存在すると思われるため、追加情報があればコメントやTwitter等にてご教示いただきたい。
 また内容は記事執筆時点で確認できる情報に基づくため、記載した台の稼働が終了している可能性もある。

1. 池袋ゲーセンミカド (東京)

JR池袋駅より徒歩3分。レトロゲーなどで名の知れたゲームセンター。
駅を出て線路沿いに進み、街並みが外向きの顔をやめていい感じの暗さになり始めるくらいの道路にある。

mi-ka-do.net

2. 秋葉原GiGO3号館 (東京)

JR秋葉原駅より徒歩5分。秋葉原には複数のGiGOゲームセンターがあり、そのうちの3号館。
TOD台は6Fのレトロゲームフロア『RETRO:G』にある。公式サイトでも明記されている。

contents.gendagigo.jp

3. ザ・インドアゲーム (大阪)

大阪駅よりバス移動、または大阪メトロ 千林大宮駅、太子橋今市駅より徒歩15分。大阪工業大学正門前通り。
よく見かける縦長の筐体とは異なる見た目をしている。元々は京都のa-cho (現在閉店) に存在した台だと思われる。

www.ddr-navi.jp

4. ラッキー中央店 フェリシダ (千葉)

JR千葉駅より徒歩5分。音ゲーマーが「ダェリシフ」という隠語で呼んでいるのをよく見る。
公式サイトにラインナップ一覧があり、TODも明記されている。

lucky-net.com

5. ゲームセンターテクノポリス (新潟)

JR長岡駅よりバス移動、またはJR宮内駅より徒歩5分。
公式サイトにラインナップ一覧があり、「オールドゲームコーナー」での稼働が確認できる。
am-factory.jp

www.facebook.com

6. 琥珀の湯 欅の宿 (山形)

最寄り駅はJR東根駅。温泉旅館のゲームコーナーで稼働。
お風呂上がりのプレイはタイピングゲームガチ勢の基本テクニックであるため(本当)、好条件でプレイできるかもしれない。
0237420012.jp

7. ニャライズ (長野)

最寄り駅はJR北陸新幹線の上田駅。大通りをしばらく歩いて左。
特殊な業態の個人店。入口の扉を開いて店主の方とお話しし、希望のソフトを伝えて空き筐体のゲーム入れ替え作業を行ってもらう。その後、作業料金を支払って1時間フリープレイができる。
プレイ可能タイトルはサイトで公開されており、他に『ルパン三世 ザ タイピング』『Laキーボードュ』もプレイ可能。マスク必須などハウスルールがあるためサイト要確認。配信システムあり。

sites.google.com

2026/9/12 追記

黒田斎藤さんが他タイトルを含めたより詳細な記事を投稿していました。
note.com

TODについては、上述の筐体に加えて、
・アミューズメントパークガーデン越谷 (埼玉) (2026/9/14 筆者が現存しないことを確認)
・日本パーソナルコンピューター博物館 (神奈川)
が確実性の高い情報として挙げられています。

m5bilisimで変換打鍵を練習しよう

 しよう

m5bilisimとは何

 トルコのウェブサイト。機能の充実したタイピング練習コーナーがある。去年paraphrohn氏が発見した。
www.m5bilisim.com

 Interstenoと画面の形式が似ているため、多言語タイピング練習サイトとして期待が持たれている。

 練習においては既存の課題文だけでなく、自分で用意した文章を埋め込んで打つこともできる。
 さらにリザルト画面では速度グラフの詳細な表示機能があるため、これらを組み合わせて変換タイピングの分析をしてみる。

使おう

 On Parmak(「10本の指」)からÇalışma Sayfaları(「ワークシート」)のコーナーに入る。

www.m5bilisim.com

 メニューの中から、文章形式である右のKatiplik ve Şampiyonalar Deneme Sınavıのうち適当な項目を選ぶ。

 プレイ画面左上にあるKendi Metinim(「自分のテキスト」)を選択。

 入力欄に打ちたい文を入れる。右下のHazırla(「準備」)を選択。
 (Enter vuruşlarını boşluk ile değiştir:エンターをスペースに替える。チェックを外すほうがやりやすいと思われる。)

 メニューバーの時計マークで時間を設定できる。また、その右側・下側にあるボタンで表示形式の調整ができる。

 あとは打つ。

 結果画面。

 項目がたくさんあるが、Toplam Tuş Vuruşu(「合計キーストローク数」:画像では542文字)とHata Sayısı(「エラー数」:画像では0文字)だけ見ればよい。
 Toplam Tuş Vuruşuが打った文字数と同一視できる。

 速度グラフを閲覧し、現実を直視できる。アタシの打鍵って、スカスカすぎる……
 ちなみにミスした場合はリザルトにその箇所と内容が表示される。

左右非分離型のローマ字入力配列「雲乃井配列」を触ってみた

 新しく公開された日本語ローマ字入力用配列「雲乃井配列」を3時間ほど触ってみました。
 e-typingの腕試しチャレンジで100ptを超えることができたので、いったん感想を書きます。

e-typing 101pt

雲乃井配列

 宮野渉さんが昨日、日本語特化のローマ字配列「雲乃井配列」を公開しました。

 両側に母音を置く、左右非分離型の配列です。左右対称の形が目を引きます。
 コンセプトとして、アルペジオ打鍵を重視することと、負荷を人差し指と中指に集めて疲れにくくすることを重んじたそうです。

基本的な観察

 まず分かることとして、この配列は相当横に広くキーボードを使用しています。中段に12個のキーが並んでおり、キーボードの端から端まですべて使用しています。

 母音のキーは、右手にAUO、左手にIEがそれぞれ固めて置かれています。そして子音については、内側に清音、外側に濁音・半濁音のキーが置かれています。使用頻度からいって、外側のキーはあまり使用しないため、実質的な打鍵範囲はそれほど広くないことになりそうです。
 また、母音と子音については極力指が被らないように配慮されています。標準運指で同じ指が連続するひらがなは「ご」のみで、他はすべてアルペジオまたは交互で打つことができます。

使用感

 使い始めて最初に悩んだのは、指のホームポジションをどこに置くか、という点でした。
 人によっていろいろ好みが出そうですが、個人的には、EIに左手の薬指・中指を、AOに右手の中指・薬指を置く配置が一番落ち着きました。ここを基準にして、相対的な位置関係を把握するようにしました。

 そして使用感。当たり前ではありますが、アルペジオが明らかに多いです。これは使用してすぐに「面白い!」と分かりました。QWERTYと比べて指の流れが整えられているため、普段の感覚とも異なります。
 すぐに高速化できる基礎動作は「か」「く」「こ」「し」「な」「の」「は」「る」、「おう」「そう」「とう」「よう」など。「わ」「を」も右手一発で楽に処理できます。

 なお弱点となる並びのうち汎用的なものとしては、「せい」「てい」などがあります。「で」「め」などもかなり力が入りにくいです。
 また、この配列ではスペースキーの位置に対してかなり右に寄ったところに手を置いています。これにより、左手でスペースキーを使用する場合は問題ないものの、右手でスペースキーを押そうとすると困難が生じます。

 設計として悪運指がかなり取り除かれているため、標準運指を崩す必要性は薄いです。最適化のセオリーを応用するとすれば、左手/右手担当キーへの逆の手の出張(折り返しの解消やアルペジオの増加のため)、XNの導入(N連打回避のため)などが検討できそうです。

アレンジ

 しばらく使用しながら、個人的にいくつかのアレンジを施しました。一般的にそうすべきという話ではありませんが、個人の環境・趣向として使いやすかったのはこの形でした。

自分向けにアレンジした雲乃井配列のレイアウト
  • 配列の仕様としてCに「ん」を、Jに「っ」を割り当てることが定められていましたが、今回は適用せず、そのままアルファベットを割り当てました。個人的にどちらも使用したいキーであったことと、QWERTYと打鍵数を揃えたかったことが理由です。(タイピングゲームにおいて配列改造がどこまで許容されるかはあまり議論されていませんが、暫定的なラインとして「標準配列と打鍵数が変わらない」ことがひとつのラインにされることが多いです。)
  • レイアウトをの横幅を縮め、左に寄せました。具体的には、ZをQWERTY配列でいう「Z」の位置に移動し、左手キーをすべて左に1個ずつ寄せています。それに合わせて右手キーも左にずらし、さらに最も右にあるBをCキーの位置に移動して、Cを下段にスライドしました。横幅をフルに使うことによる空間把握の難しさを感じたためです。また、これによって右手スペースが使えるようになりました。
  • Mキーの位置が遠く感じたため、QWERTY配列でいう「T」の位置に移動しました。自分の使用しているロウスタッガードキーボードだと、こちらの方がやりやすく感じました。QWERTYでいう「が」「た」「ら」あたりに思う問題ですが、同じアルペジオでも2指を遠くに伸ばしてのアルペジオは身体的に難しく感じます(英語圏でいうLateral Stretch)。もとあったXは左下に移動しました。上のアレンジと合わせ、奇しくもQWERTYのようなZXCの並びが復活しました。
  • カンマキーの位置にDキーを置きました。「、」は認識上他のキーとチャンクを組みづらく、どうしても打鍵の流れが切れる点になるので、多少遠くにいても問題ないという私見があります。かわりに、左上で多少取りづらさを感じたDキーを持ってきました。日本語において「ぢ」は使用せず、「で」をかなり使用するため、DIの下に置いても不都合はあまりありません。
  • 「G」キーと「F」キーを入れ替えました。Gはそれなりに使用するので、右小指から左に向かってアルペジオを効かせられたほうがよりやりやすいと感じたためです。Fキーをほぼ使わないキーととらえたとき、ここを入れ替えたほうがベターでした。

おわりに:アルペジオ配列について

 タイピング速度におけるアルペジオ打鍵の重要性は、個人的に過去記事で論じたことがあります。
welame.hatenadiary.com

 ローマ字配列の設計方針を大きく2つに分けるとすれば、交互打鍵を重視するか、それとも片手でまとめた打鍵(アルペジオ打鍵)を重視するか、という分類が可能であると思います。
 たとえば、『Keyboard layouts doc (3rd edition)』(Ryude氏の抄訳記事)13章の分類を見ると、交互(ALTERNATE)重視のカテゴリ1種と、アルペジオ(ROLL)重視のカテゴリ4種という分け方をすることが可能です。

 交互配列は、悪運指が少なく安定しているものの、スピード感がない。非交互配列は、打鍵を時間的に省略できる場面が多いが、悪運指や折り返し打鍵が増えて安定しづらい。ごく大雑把に言えば、このような特徴づけから出発できると思います。
 そしてQWERTY配列は、非交互配列という後者のカテゴリーにおいて、それなりに成立した配列であるということができます。QWERTY配列に対する批判は、このカテゴリの意義を認めた上で、どのような性能向上の余地があるのか、という観点からなされるべきだと考えています。
 しかし現状のローマ字新配列において、非交互配列(日本語入力においては母音左右分離とほぼ同義)のコンセプトを持った配列設計の話は、少なくとも私の見る限りではまだまだ開拓されていない感があります。

 私はタイパーとして、すなわちタイピングにおける「速さ」を重視する立場の人間として、非交互配列に今後も注目を向けていきたいと思っています。このような試みの一例として、宮野さんの配列は検討される価値があります。

現在やっているタイピング企画をぜんぶ紹介します

 こんにちは、うぇるあめです。
 自分はタイパーとしてタイピングゲームを遊ぶかたわら、YouTube配信やコミュニティ運営などいくつかの企画を行っています。今回はそれらを一挙に紹介していきたいと思います。

 本記事は、たのんさん主催の「タイパー Advent Calendar 2025」タイピング部門2日目の記事です。

adventar.org

 隣接する記事は以下の通りです。

  • 前日(タイピング部門):たのんさん『「上達論」の上達論』
  • 前日(フリー部門):fazさん『一人旅シミュレーション制作記』
  • 当日(フリー部門):-
  • 翌日(タイピング部門):みていちゃんさん『タイピング文学を読もう!』
  • 翌日(フリー部門):たのんさん『クリッカー/インクリメンタルゲームに脳を焼かれた人間の末路』

タイパーブログ部

 『タイパーブログ部』は、タイパーが記事や文章、制作物を共有し、集積するためのコミュニティです。今年春に発足しました。

w.atwiki.jp

 タイパーから投稿物を集め、wikiに登録・共有するのが基本的な活動です。
 部門は3つに分かれています。

  • 記事投稿部門:ブログ記事などのまとまった文章を投稿します。
  • 日記部門:日記や日単位で更新する文章を投稿します。
  • クリエイト部門:イラスト・ツール・企画などの制作物を投稿します。

 各ページに飛ぶとこれまでの投稿物がみられます。それぞれいろいろ蓄積されていますので、ぜひご覧ください。

 投稿は誰でも可能で、公式XのDMに送っていただくか、wikiのメンバー権を取得して自分で表に追加していただくことで登録されます。投稿物はwikiに保存されるだけでなく、サイトや公式Xを通して共有されます。

 日常で生まれたさまざまなアイデアは、形にして投稿することでみんなが参照できるようになります。できたものをページに残しておけば、後から見返してアクセスされる機会も生まれるかもしれません。執筆やものづくりのきっかけにぜひ。

タイパー達へ100の質問(2025)

 『タイパー達へ100の質問(2025)』は、タイパーによるタイパーのための100個の質問集です。今年6月に公開し、ありがたいことにたくさんの方からご回答いただきました。

w.atwiki.jp

 この企画はタイピング界に昔からある「100の質問」文化を継承したものであり、A.Yuzo氏の『タイパー達へ100の質問』、およびその更新版である『新・タイパー達へ100の質問』をリスペクトしています。
 最新版の発表から約14年間が経過したいま、有志の協力のもと現代向けにアップデートした内容を作成しました。

 今バージョンからの新たな特色として、質問事項の一部を選択式にし、自分のプレイスタイルに合わせたセットを作成できるようになっています。
 具体的には、61~70問目、71~80問目、81~90問目を自由選択式にしています。この領域を「e-typing」「毎日パソコン入力コンクール」「英語タイピング」など全15種類ある10問セットから選んで埋めることで、自分にとって馴染み深い領域の質問に答えられるしくみを作っています。
 令和最新版として生まれ変わった100質、自己紹介などにご活用いただければ幸いです。サイトには投稿欄も設けています。

タイピング対戦会&ニュース雑談

 私のYouTubeチャンネルでは毎週土曜日19:00~、タイピング対戦会&雑談配信を行っています。

www.youtube.com

 放送時間は2~3時間程度。
 配信の前半では、主にTyping Tubeでのリアルタイム対戦会を行います。サイトの対人戦機能を用いて部屋を開き、その週の新着譜面や自作の難関譜面集からやりごたえのある譜面を選曲します。チャットでのリクエスト機能も受け付けています(状況によりすべてをお受けできないこともあります)。

 ひとしきり遊んだあと、配信の後半ではその週にあったタイピング関連のニュースについて雑談します。新しく出た歴代記録やトップクラスの記録の紹介、新着タイピングゲームの試遊、イベントや製品の紹介……。週ごとにさまざまな話題を取り上げて話します。

うぇるあめ杯

 同じくYouTubeで毎週土曜日23:00より、タイピング大会『うぇるあめ杯』を開催しています。タイパーとしての総合力が試される、特殊なルールの大会です。


- YouTube

 この大会で行うのは、制限時間つきのスコアアタックです。最初にルーレットを回して今週プレイする種目を決定し、30分間でそのゲームのスコア詰めを一斉に行います。参加者はその時間内に出したベストスコアをコメント欄で報告し(開催中は何度も更新可)、そのスコアが高かった順に最終的なランキングが決定します。

 ルーレットに含まれるゲームは以下の通りです。(ローマ字/かな両方参加できる種目はかなスコア1.5倍など適宜補正します)

  • e-typing腕試し ローマ字/かな
  • e-typing腕試し英語
  • e-typing長文
  • タイピング速度測定
  • Weather Typing(シングル)
  • タイプウェル R/K(4種の中から再抽選)
  • タイプウェル英語(4種の中から再抽選)
  • タイプウェルオリジナル(4種の中から再抽選)
  • TypeRacer
  • Monkeytype
  • 実タイ
  • Typing Tube(7曲対戦)
  • 打鍵トレーナー(種類は再抽選)

 対人戦とは異なるルールを採用しているため、この大会では普段求められない能力が発揮されます。いろいろな種目に対応できるオールラウンダー性。短時間で記録を揃えられる安定力とノウハウ。そして、他の参加者から一歩抜きんでた場所で戦うための爆発力。
 一発勝負でないからこその気楽な環境で、じっくり腕試し。夜遅くの開催ではありますが、時間の合う方はぜひご参加ください。
 歴代の上位ランキング表はスプレッドシートにまとめてあります。
docs.google.com

うぇるあめ杯 歴代ランカー一覧

YouTubeで毎週行っている「うぇるあめ杯」について、歴代の成績上位者をまとめたスプレッドシートを作りました。
リンクを下に貼っておきます。

【うぇるあめ杯とは】
うぇるあめが毎週土曜23時より開催している、ノンジャンルのタイピング大会。
毎回ルーレットで種目を決定し、約35分間でどれだけスコアを出せるかを視聴者と競う。

docs.google.com

競技タイピング界の現在 2025年6月編:寿司打高級59700円得&お勧め34400円得、月跨ぎ連続Error、タイパー100質

本記事では、競技タイピング界でその月に起こったさまざまなトピックを紹介します。

筆者は普段YouTubeでタイピングに関する雑談配信をしており、毎週コメント欄に集まった同好の士たちと競技タイピング界の出来事について語り合っています。
当ブログでもその内容を後から振り返りやすいようにまとめておきます。

記録

e-typingの6月のお題は、以下の通り。
・2025/5/27~6/2 『給食のおかずR/K』『あいづちE』
・2025/6/3~9 『梅雨の言葉R/K』『天気のことばE』
・2025/6/10~16 『元気が出る言葉R/K』『早口言葉E』
・2025/6/17~23 『体の慣用句R/K』『慣用句E』
・2025/6/24~30 『数のある言葉R/K』『表情E』

スコア詰めの定番、元気ワードの週がここで到来。ローマ字部門でゆたゆたさんが903ptを叩き出し、大台記録をランキングに刻みました。かな部門でもめる(お茶の木)さんが553ptの好記録をマークしています。
またこの次の週では体の慣用句が登場し、比較的ワードの長い課題が続きました。

英語モードは今月もねぎさんが揺るがぬ実力で全勝。連勝記録を46に伸ばしました。

長文モードでは雨の長文が登場しました。アメンボの文章が現行最強クラスの当たりワードとして名高く、多くのタイパーが対策を重ねてきたこのテーマですが、今年は初日からまるくんさんがErrorを達成。同氏は5月最終日に家電の長文でErrorを達成しており、月をまたいだ異なるお題で2日連続Errorを叩き出すという離れ業を見せつけました。
さらにまるくんさんは記録を伸ばし、月末に1159pt相当の記録を叩き出します。これまでのError記録のうち推定相当スコアが最も高いのは、このはさんの1182kpm-miss2(推定1158pt相当)。よって今回のまるくんさんのリザルトは、非公式ながら歴代最高記録にあたるスコアであるといえます。


打鍵トレーナーではゆたゆたさんが1143打鍵を達成。先月の1140打鍵からさらに記録を伸ばし、2位との差は79となりました。当然歴代記録です。


寿司打では、ゆたゆたさんが高級モードで59700円得を達成。それまでgoeさんが保有していた53300円得の歴代記録を大きく更新し、6万円台に迫る大記録を樹立しました。
また、しばさんが同じく高級モードで48400円得を達成。まだ初めて日が浅いプレイヤーながらも急成長を遂げています。

お勧めモードでも歴代更新の応酬がみられました。まず元の歴代記録を保持していたgoeさんが、自己記録を上回る33160円得を達成。そしてその数日後にゆたゆたさんが34400円得を記録し、歴代1位の座を奪い取りました。先の高級の更新とあわせ、現在はゆたゆたさんが寿司打3部門のうち二冠を達成していることになります。

なおゆたゆたさんはPopタイピングでも歴代記録となる118919粒を達成。自身が保有していた元歴代記録を更新し、11万粒台の領域をただ一人で進みます。

イベント・大会

ロシアのタイピングサイトであるKlavogonkiにて、多言語タイピング大会『Megalingua2025』が開催されました。最大100言語を打って総合スコアを競うという、非常にハードな大会です。
日本からはdqmaniacさんやパルキーさんなど数人が参加しています。


また3日、大学生限定のタイピング大会『Typing ChallengeCup for University 2025』のオンライン予選が始まりました。

参加対象となるのは、2025年現在で大学、短大、専門学校に所属している学生。大会専用Discordに参加してスコアを競い、各大学の上位1名が本戦への参加権を獲得します。
種目として使用されるのは、プロ検のタイピングソフト。ミス数が非常に大きなウェイトを占めるため、打鍵力以上に安定性、正確性が求められるゲームです。本番では予選と同じソフトを用いて試合を行うため、一発逆転の展開が多く見られるかもしれません。
参加表明中のタイパーも一定数おり、活躍が期待されます。


第119回ニコ生タイピング王者決定戦では え さんが優勝しました。



その他

◆億万兆タイピング
7日、ゲームクリエイターのアキオさんが『億万兆タイピング』をサイト上でリリースしました。

数字や数を「日本語読みで」打っていくという、異色のコンセプトを持った数字タイピングゲーム。一桁から始まってひとつずつ桁が増えていき、そのぶんだけ入力にかかる時間も次第に長くなっていきます。制限時間の60秒を使い、できるだけ多くの桁数に到達することが目標となります。認識がパーツごとにぶつ切れになりやすく、また桁と桁の間で「ん」の処理に迷う場面も頻発するなど、ワードは非常に癖が強いものになっています。

ランキングはまず到達した桁数でソートされ、次に同じ桁数のプレイヤーがスコアの高低に従って順位化されます。スコアはノーミス連続数に大きく影響されるため、まず自分ができる限りの桁数に確実に到達し、そのなかで正確性をなるべく保っていくことがキーポイントです。


◆タイパー達に100の質問
14日、タイパーブログ部のサイト上にて『タイパー達に100の質問(2025)』が公開されました。

w.atwiki.jp

「タイパー達へ100の質問」は、タイピング界における定番企画シリーズ。その名の通りタイパーが100個の質問に答えていくアンケート企画で、これまでに有志によって何パターンかの質問セットが作成されてきました。今回の質問セットはその11年ぶりの新作であり、筆者である私が企画し、多くの方々の協力を得ながら作成したものです。
回答はサイト上で投稿フォームが設けられているほか、かめおさんが独自にまとめているスプレッドシートでも確認できます。


◆BRAIN TYPING
12日、たのんさんが脳トレタイピングゲーム『BRAIN TYPING』をリリースしました。

英単語タイピングに脳トレ要素を加えた、新感覚のタイピングゲーム。表示された英単語をそのまま打つのではなく、同時に表示される矢印マークに対応したルールで打つことが求められます。

NORMALモードで出現する矢印は上下左右の4種類。矢印が右向きならばそのまま打ち、左向きならば文字を逆順に打ちます。さらに、上向きならばその単語をアルファベットを昇順に並べ替え、下向きならば降順に並べ替えてから打つ必要があります。これらの変換作業を頭の中で行いながら、制限時間内にできるだけ多くのワードを打つことを目指します。

さらにINSANE MODEではこれらが複合された斜め向きの矢印が追加され、ルールが合計8種類に増加。ただ打つことすら困難を極める、非常に高い難易度に仕上がっています。


◆Typing Tubeアップデート
歌詞タイピングサイト最大手のTyping Tubeが、さまざまなアップデートを打ち出しています。

検索機能や対戦機能の調整など6月中にいくつかの更新がありましたが、なかでも影響が大きいのがこのユーザー登録機能の復活です。Typing Tubeのログイン機能はTwitterのAPIが利用不能になって以来、その使用範囲が大幅に制限されてきました。しかし今回の更新でさまざまなプレイヤーがふたたび無条件にログインできるようになり、ランキング参加などの機能を使用することが容易となりました。


◆バラエティ総合ランキング
28日、鉄馬さんがe-typingのバラエティワードのランキング閲覧サイトを公開しました。

etyping-variety-rankings.tekihei2317.workers.dev

e-typingは毎週開催される腕試しチャレンジだけでなく、常設されたバラエティワードでも一部の課題でランキングを設置しています。しかしこれらのランキングが競争領域として注目を受けることはほとんどなく、時折タイパーが散発的にスコアを詰める程度の立ち位置に留まっていました。このサイトはそれらのランキングをデータ化し、総合ポイントを計算することで、e-typingの新たな楽しみ方を打ち立てています。対象ランキングは13種類あり、現在はY-iさんが他に大差をつけて一位を独走しています。