雨のち植える

うぇるあめの雑記用ブログ

タイピング考察ノート 6巻

打鍵について気づいたことノート。



◆3文字打鍵の分類
・打鍵の評価要素として文を3打鍵からなる成分に分解したとき、各パターンについてどのようなことが言えるか。
・たいていの「最適化」は評価が低い分類から評価が高い分類への移動である。

番号 分類 個人的評価
1.1.1 右手3打鍵アルペジオ oku,oiu,poi pokのようにあまり有用でない例もあるが、非常に高速。
1.1.2 左手3打鍵アルペジオ wer,ase,aer 同じく指の運動能力の制限は受けるものの、非常に高速。
1.2.1 右手3打鍵異指折り返し oui,iou,kou 性質上2打鍵分はアルペジオになるため、残りの1打鍵との接続が高速であるかどうかの分かれ目となる。(例えばouiは十分に高速パターンである。)
1.2.2 左手3打鍵異指折り返し are,ate,dea,war こちらも工夫次第で高速化できる領域であり、なおかつ和文ではこれらのパターンが頻出になる。この動作を無意識的に効率化できているかどうかが打ちやすさに大きく影響するか?
1.3.1 右手3打鍵交互・交互亜種 oko,mom,pop,hon 指の動作に大きく負担をかけるパートであり、どの指を使うかによって評価が分かれる(人中は負担が小さく、薬子は厳しい。ただし全体的にどれも打ちやすくはない)。ポジションずらし、c打ち・z打ち・左手出張による回避ができれば理想。
1.3.2 左手3打鍵交互・交互亜種 rar,sad,waz さらに指の負担が厳しいパート。「沢田がわざわざざわざわ騒ぐ」が辛いのもこれのせい。基本的にa絡みなので、saやdaを勢いづけると打ちにくさが軽減されるパターンもないではなさそう。
1.4.1 右手同指連打混じり3打鍵 kku,kko,oki 気合。kiは場合によって人中使用。kkuの場合はc打ちにすると回避できる(kiccu等)場合もある。pを薬指にする流派やxtu,ltuを使って積極的に回避する流派も存在。
1.4.2 左手同指連打混じり3打鍵 ssa,dda,tte t同鍵連打は右手を出張させるとよいとされている。あとはあまり見ないがあると厳しい。
1.5 同指3連打 aaa,iii,nnn 滅んでほしい。nnnはxnで回避。長押しの自動入力に対応しているサイトもないではない。
2.1.1 右手2打-左手1打 tou,iba,cou 交互による減速回避とアルペジオが組み合わさっており、ほぼすべてのパターンにおいて非常に高速。母音としてはou,io,oiという右手の複合か、a,eの単発が元になる。a,eの場合はkoやmoといった子音-母音パターンの他に、下の項で考える母音-子音の2打鍵パターンも多用する。
2.1.2 右手1打-左手2打 cai,ira,mae 同様の理由で非常に高速。aeとかは若干の動作難を感じなくもない。母音-子音もuioが右上に固まっている右2-左1パターンより難しい印象。weを除き左→右の流れはあまり歓迎されない。
2.2 片手同指2打-片手1打 ssi,kka,aki 1.4.1と1.4.2よりはマシなので軽快に連打。ki人中とかも使いやすいとは思う。
3.1 移動を伴わない交互 oco,iti,kak 高速であり安定性も優れる。一般の打鍵モデルでも高評価される傾向にあるが、手の交代の際に左右同期のための時間のゆとりを必要とすることからチャンク理論ではo/c/oのようにコストは高く判定され、上の1.1や2.1等のパターンにはやや劣るとされる。
3.2 移動を伴う交互 sor,kan,ema 2打鍵する側の手のキーが前後で異なる。単純に移動の分3.1よりコストが高く、sugiruのように複雑に重なると高度な身体感覚も要求される。


◆右手の母音→子音パターンについて考える。
・動作の最適化を考える際に見落としがちなのが音節と音節を繋ぐ"母音→子音"のパターンなので、あらかじめ整理しておき無意識下である程度高速に出来た方が良さそう。

・u始動:ut,ug,uy,uh,ub,un。いずれもu中が前提。ut,ugは難しいうえに次が左手母音なら左手tgでも基本問題なし、次が右手母音なら論外なので状況は相当限られそう。tugは有効。
・i始動:it,ig,ib,iy,ih,in,ij。iがもともとuにあるのでかなり使いやすい。itとigが有効なのは直前で左を使っているsita,siga,aita,aiga,eiga,rita,rigaか。ihもh左にコンバート可能なので注意。ijはオランダ語でめちゃ使う。
・o始動:oy,oh,on,oj,om,ok。onとomは右親か右人かを選択。u始動・i始動と違ってこの直後のキーに右手を用いることも可能であり、oku,omu(m親),onu(n親)が該当。

・逆パターンについても考えておく。tu(t右)は「つわ」「つら」「らつ」「つれ」「れつ」「さつ」「だつ」、ti(t右)は「ちら」「さち」「だち」「ちか(tica)」「かち(c始動)」、gu(g右)は「ぐわ」「ぐさ」「さぐ」「ぐだ」「ぐら」「らぐ」「ぐれ」「れぐ」「かぐ(c始動)」、gi(g右)は「ぎわ」「さぎ」「ぎら」「らぎ」「ぎれ」「れぎ」「かぎ(c始動)」のようなパターンで使用できる。fu/huの打ち分けに似ていると言えるか。勿論直前の状況による。


◆「むね」のu→n同指連続は回避できないか?
・選択1:mune6773。普段使用しているパターンで、安定性はある。
・選択2:mune6743/6742。muのm親を崩さない。ne左はen左同様難しいので安定性に課題。
・選択3:mune7873。mu人親が厳しい、munが一つ飛ばし同指連続、とやや課題は残る。
・選択4:mune6763。munが親指の一つ飛ばし同指連続になる。奇策気味か。

・TypeLighterで速度検証を行ったところ、2が1700~3000kpmと一番早く、1は650~790、3は750~1000、4が600~750。ただ2は前後に相当な影響を与える(「胸が」も「胸を」もダメ)ので、余裕がある場合は3を採用するのが無難か。

・類似例でいうと、「むな」は同様の議論が可能(ただ直後にsが来るパターンが多いためna左は結構有効)。「むに」「むの」はmu親人からのn左が有効。


◆数字や記号とそれ以外のスムーズな接続に気を配るべき。
・「3fun」の3とfの間に不必要な間は入れていないか?(3f/unで2-2パターン)
・できるだけ数字記号のような特殊なキーもアルファベットキーと同列に考えることで通常の高速化パターンに組み込んでいきたい。
・おそらくこの意識が特に大事なのは伸ばし棒のキー。前後の接続が分断されがち。「カー」をca-にして片手2-片手1パターンに持っていくとか、理論に組み込んで考えられる点は多いはず。



◆「ぜん」は親指xを試す価値があるのでは?
・すでにsexnで使用中の左親x。動作のやりやすさ自体はzexnの方が簡単かも。n同鍵連打に比べて最高速が見込めそうなので、動作に入るまでの時間の短さが鍵。
・rexにもx親を使用できないか?と考えたが、安定性が確保できなさそうな印象。検討は見送り。

・同様の動きを右手の「kin」に使用できたら……と思わなくもない。基本ki人中→n左が最も高速だと思われ、原則そちらが優先となるが。


◆拗音分割の是非
・「ぽっぷ」「いっぽいっぽ」「くっきー」のような辛い同鍵連打パターンにxtu,ltuを用いた回避策を講じるべきか。
・評価基準は場合によって異なり、対戦や歌詞では打ち切り速度が、e-typingやウェザタイ等の環境ではkpmが評価される(エタイだと文字数の増加もプラスに寄与する)。なお、タイプウェルは対応していない。

・kpm評価:それぞれ通常通り打つと470~520、350~400、460~520(cukki-)となる。poxtupuは620~710、ixtupoixtupoは560~640、cultuki-は540~570となり改善。
・時間評価:通常だと0.45~0.47秒、0.92~1.00秒、0.53~0.60秒となる。poxtupuは0.56~0.62秒、ixtupoixtupoは1.06~1.12秒、cultuki-は0.69~0.77秒となり悪化。

・xtuは片手2-片手1パターン、ltuは移動量少なめの交互と(少なくとも大抵の同鍵連続と比べて)打鍵パターンは悪くないため選択肢としての有効性はある。ただやはりというか打ち切りは遅いので使える状況の吟味は必要。


◆m親の使いどころは増やしていくべきでは。
・打鍵練習の中で、スパートにおけるim中人・om薬人の安定性に疑問を覚えた。いずれも手の角度にわずかな無理が生じている。
・言えることが少ないので、とりあえず練習でimとomの振り下ろし動作、およびその裏返しの「み」「も」について試しにm親を増やしてみる。(「も」はmo人中の検討も視野。)


◆「なくなる」の打ち方に非効率なところがありそう。
・通常通りnakunaruと打つとする。nakuの時点ではそれほど問題は発生しない。ただuに人差し指が拘束された状態で次のunを迎えるので、そのままだと同指連打かun人親の二択になる。自分の普段の打鍵ではunの同指連打で処理されており、非効率性を含む。
・「くん」をkunの876にするか、cunの487にするか、cunの476にするか……。
・TypeLighterの速度実験を行ったところ、速度以前にそもそもnacuから後に繋げるのが難しすぎるという結論になった。当面はkun876を試用か。