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うぇるあめのタイピング関連ブログ

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タイピング考察ノート 4巻

打鍵について気づいたことノート。


◆kubはb左にしないと同指連続が発生する。
・「さくぶん」で気づく。リスクがあるのはubの並びで、「おうぶ」「おうぼ」「くば」「くび」「くぶ」「くべ」「くぼ」「むべ」が発生源(c打ち時は除くが、そちらはそちらでu中からのub高速打ちが必要)。
・「oうぼう」系でb左の機会を見落としているのが結構多い。


◆「やめ」はm親アリ。
・m中指を使わない運指なので大移動回避に。
・y左も選択肢。ただyaのもともとの辛さに加えて打鍵が交差するので使い勝手は良くない。
・というか「やま」「やみ」「やむ」「やめ」「やも」すべてに適用されうる(「やみ」「やむ」「やも」はy左の方が早いが)。重要度高。


◆「じぶん」はz打ちアリでは。
・ランカーの動画内で発見。かねてより問題視していたワード。
・選択肢1:jibunを全部右手。非効率だがjiとbuがそれぞれ高速なので安定感的にも悪くはない。
・選択肢2:jibunでb左。少し難易度が上がるのと、「自分に」のようなxn対応がやや難しくなる。
・選択肢3:zibunでb右手。右手への依存度が減る。
・選択肢4:zibunでb左手。z→b(→x)への左手のポジショニングの難しさを考えると気乗りしない。
・これらの速度をTypeLighterで計測したところ、550~610/680~710/590~610/550~580で選択肢2がベスト。xn版も確かに難しいものの、速度としては800kpm台が立て続けに出た。

・類似の実験として、mohumohuは540~590なのに対しmofumofuは630~690。nobu(b右)は700~810、nobu(b左)は870~1030。選択肢1のように右手2→右手2と繋ぐパターンはいくら2が高速でも交互交じりに及ばないことが分かる。


◆3打鍵パターンの連打について、交互よりも片手2-片手1の打鍵方法の方が早い。
・具体的には歌詞タイでたまにやる「はいはい」の連打でh左の方が早くなった。
・書いてて気づいたけどhaihaihaiはihを1アクションと認識すれば2-1パターンにちゃんとなるので、どちらかというと動作ではなく認識のレイヤーに問題が発生している。coucouとucoucoの話に類似。
・原則として、ihのような音節を無視したパターンへの注目は認識への負担が大きくなる。したがって、まず音節にのっとった2-1パターンに変換できるならそのような運指を積極的に使うべきだし、それが難しい場合も音節無視テクニックの基本である母音→子音の高速化を無意識にできるようにしておく。
・例えば無意識状態でも「ばうばう」は「はいはい」に比べて結構早く打てるが、これはubの高速化がihに比べてよりよく身についているからだと考えることができる。iからの振り下ろし動作であるig/ih/ij/ib/in/imも意識しておくべきかもしれない。

・ただしhaihaihaiをh右で打つ明確なデメリットとして、片手2打鍵で打てる回数が1回減る。「ha/i/ha/i/ha/i」と「h/a/ih/a/ih/a」になってしまうので。
・だからこれが「はい」の単発だと0回と1回の差になってしまう。TypeLighterの実験では右左右で900~1040、左左右1200~1800で、手の交代回数による如実な差が出ている。
・「2-1パターンは1-1-1の交互パターンに勝る」という強めの仮説も生まれる。


◆「たかく」はtacakuとtakacuとtakakuのどれが一番速いのか?
・TypeLighterで830~970/630~700/800~870。
・tacが減速要素ではあるがcakuの加速が勝る。一般的でないkacuの打ち方は論外として、kakuもそれほど遅くはない。


◆か行連続パターンを整理しておきたい。
・coku,caku,cakoのようにか行連続はcとkのハイブリッド打ちでいい感じになるものが多い。以下それぞれのしっくりくるパターン。
・かき、かく、かけ、かこ:caki,caku,cake,cako
・きか、きく、きけ、きこ:kica,kicu,kike,kico
・くか、くき、くけ、くこ:kuca,cuki,cuke,cuko(kuco)
・けか、けき、けく、けこ:keka,keki,keku,keko
・こか、こき、こく、こけ:koca,coki,coku,coke
・か始動は「かき」をそれほど意識していなかったものの基本的な動作が多い。
・き始動はkiが右手拘束なのでその次はc打ちが良い。
・く始動はki,keで直前にc打ち、「くか」に関してはcakuの逆動作がしっくり。「くこ」はuko高速化が使用できるcuko打ちが考えられるが、これは意識しておかないと身につかなさそう。kucoも十分高速(そして多分こっちの方が動作負担は軽い)。単体だとkucoの方が嬉しくて直前の流れから1文字目が決まる場合はそちらに合わせる方がいいかな、くらい。
・け始動はもう多分全部kで切り返した方がいい。e→cが動作的につらい。
・こ始動は基本動作のcoku、cako逆動作のkoca(別にcokaでも問題はない)など。自分の状態だと「こ」の文字を見た時のfirst choiceがkoになっているので、「こき」「こけ」に対する意識づけの上書きが必要。


◆「おまえ」がミスしやすい。
・om/aeの2-2パターン。
・打ち続けてみたところ、eとaのひっくり返りが主な原因である様子。omも打ちやすくはないが。
・2-2パターンは万能ではないということ。左手は概ね右から左に流す動作が得意な印象で、その逆は少し難しくなる。(werはrewより得意なので全てではない。)(右手も右から左に流す動作の方がおそらく得意。)
・加速ワードの「こせこせ」に微妙な打ちづらさを感じるのもko,seがそれぞれ右向きに逆行しているから?


◆ciの活用可能性
・上述の左右非対称性に関連して、「saは打ちやすいのにasは打ちづらい」という現象が存在。
・特に文頭が「asi」だったときに加速しにくさを感じていた。siの下位互換として使用をしていなかったciも打ちやすさがaci>asiなら「あし」というワードで活用できるのでは?
・TypeLighterではacita(t右)が460~550、acita(t左)が750~830、asita(t左)が550~680、asita(t右)が790~890。
・asはacに対してやや速度的アドバンテージがあること、ただしスパートをかけたときの安定性はacに軍配が上がること、「ita」がt右有効であることが分かった。acは結構あり。



◆「いぬ」はn親アリ。
・nu人中だけ取り入れていると人→中→人の片手交互連打亜種。
・nを親指にすれば片手異指3打になり、位置関係的に無理も生じない。
・nuiはn親導入済。
・WTの「いぬまにあ」は親指フル稼働でがんばる。多分今までよりは改善する。


◆「oうじ」はz打ちにした方がよい。
・ujは同指連続。
・頻度のわりにあんまり意識してなかった。


◆「ぼくら」のra中小(1巻)について
・実際の激しい状況では打ちにくく使いづらかった。中指に力が入らないから安定性に欠ける。
・打鍵パターンの最高速を引き出すためには「動作に最高速を狙いに行けるほどの信頼度があるか」という視点もある気がしていて、この最適化はその観点において厳しそう。