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うぇるあめのタイピング関連ブログ

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タイピングを頑張っています(練習5カ月編)

最新版です。約5カ月の練習でどれくらい上手くなったのかと、これからどうするか。
welame.hatenadiary.com

記録の変化

タイプウェル

国語R 常用XH→XC カタカナSS→XG 漢字XJ→XF 慣用句SS→XF 総通算回数633回→1895
国語K 常用J - - - 総通算回数8回
英単語 基本SG→XG A-F拡張SJ→XH G-P拡張SI→XH Q-Z拡張SI→XH 総通算回数147回→797
オリジナル 大文字F→SJ 大小混在D→SJ すべキーG→D 数字I→C 総通算回数27回→362

 全体的に伸ばしました。できるだけバランスよくやっていきたい。
 国語Rはかなりワードに対する身体的レスポンスが安定してきて、ワード単体に苦労する時期からワード間の接続を意識する時期へと橋渡しが始まっている感触があります。XD、XCと「記録を出せる確信を得てから実際に出すまで」の時間が徐々に長くなっているので、これからの道のりは大変そう。国語Kは配列をただ覚えただけなので気まぐれに進めます。

 英語はインテルステノに向けてそれなりにやっていました。典型パターンの把握・安定化と「このパターンはこういう感覚で打てる」という運動記憶構築が日本語qwe以上に大変だと思うので、ますます回数による習熟が求められるところです。行き詰まるまではのんびり数をこなし、最適化考察のための基礎経験を積むのがよさそう。

 オリジナルは気が向いた時にやるくらいかなぁ……。数字は速くなっておきたいですね。時間帯の法則はあまり把握していないので、とりあえず数字は午前中固定・その他は夜固定でやっています。多分どれもランダム文字列の中にチャンクを見出す能力が求められるんだろうけど、やはりその難易度は通常文章の比になりません。

e-typing

www.e-typing.ne.jp

腕試し410(元気が出る言葉)→468(顔の慣用句)
英語375(第471回/天気のことば)
かな88(第470回/擬音・擬態語)
ローマ字長文484(バレンタイン長文)

 経験を積んだからか、ローマ字は450前後で安定感が変わってきました。以前は記録を出すために2日かけたワード慣れ作業が必要でしたが、最近は特に本腰入れなくても2~30回くらいで好記録が出てくれる場合が多いです。
 初速は0.54~0.56秒くらいに分布していて、0.4秒台も出したことがあるものの他への影響が大きすぎて積極的に狙いづらい感じ。勿論最初にローマ字表記を注視するテクは常用しています。
 英語とJISかなはローマ字に比べるとそこまで力を入れていないというのが実際のところです。

 これからの記録狙いは当たりワード週に限定し、期間中に毎日打ちこなしていくスタイルになると思います。英語はスヌーピーを未経験なのでそれ待ち。天気ワードも記録を出しやすくはありましたが。

 長文は苦手種目なのでやりたくないです(本音)。

打鍵トレーナー

typing.tsurizamurai.com

長文鍛練用 426→479
さくさくタイピング 455→546

 毎月のノルマ。打ちやすいワードをいかに仕留めるかというのはこれからの練習のひとつのテーマなので、さくさくタイピングも注目すべき存在になりそう。

タイピング速度測定

typing.tanonews.com

SS+評価(237打、7.9打/秒)→S+4評価(283打、9.4打)

 30秒短期決戦。シンプルな連続長文形式だけに詰まるときと詰まらない時の自分の状態が比較しやすく、打鍵認識を客観視するには最良の手段だと思っています。特にエンドレスモードは定期的にやっていきたい。

寿司打

typingx0.net

9200円得(6.0key/秒、ミス14)→14600円得(7.0key/秒、ミス28)

 記録への最適戦略を探っていった結果、正確性はなんか97%台まで許容した方がよさそうな感じに落ち着きました。どうせミスは塊で出す(システム上影響小)し。本音を言うと非タイパーに寿司打で負けるのはだいぶ我慢ならないので、あと3000円はせめて伸ばしたい。

 この種目だけローマ字を読んで打っていますが、文自体は全部覚えているためなんとかなってます。

Weather Typing

denasu.com

Lv4.5→Lv5.9

 基本的にWord4打ち。なんか奇跡的にハマって出した記録なので、当分は抜けそうにないです。この先は徐々に最適化ゴリラにならないとついていけなくなりそう。

多言語タイピング

Intersteno Internet Contests多言語部門:2021年大会全体40位

 この前の記事で語った通りです。言語別のスコアは長くなるので省略しますが、ロシア語以外のIntersteno種目はほぼTypemaster以上です。多言語タイピングは、たのしい!

 あと実用種目の恩恵として、日常でID直打ちとかちょっと面倒なコマンド打ちとかを抵抗なくできるようになりました。ちょっと便利。

環境面について

 大きな環境の変化として、キーボードをREALFORCEのR2S-JP4-BKに買い換えました。荷重は30gだとちょっと癖が強すぎるかなと感じたので45g。
 REALFORCEというメーカーの製品は基本的に『静電容量無接点方式』と呼ばれるキー構造を採用しており、耐久性と打鍵感に優れているのが特徴です。入力時にコッコッと鳴る独特の打鍵感が病みつきになります。国内最高クラスの品質だけあって値段も非常に高かったですが「音ゲー250クレ分だと思えばまあそんなもんか……」と思って割り切りました。

 キーボードを変えたら直ちに記録が伸びるかというとそういうことは無くて、丁度いい力加減を染み込ませるまでには2週間くらいかかりました。今でこそ使いこなせていますが、正直ちょっと焦りました。(実のところ多言語を始めたのはこの期間のモチベ低下防止策だったりします)

知識面について

 入門者として練習と同じかそれ以上に行っていたのが、「競技タイピングに関する文章を読む」ということ。色々な方のHPやブログ、タイパーアドカレ3年分、タイパー辞典3種類、RTCとそのレポート・インタビュー、パソ活記事……。無償公開されていた「タイピング Professionals」も非常に助かる書籍でした。
 こうした文章を読み漁ることは単純に面白くて刺激的でしたし、基本概念から各種目の本質に至るまで、競技タイピングにおいて常識となっている様々な知識を取り入れることができました。

 幸いなことにタイピング界ではブログ文化が非常に盛んなため、僕のような新参者でも読める情報は多いです。効率的な練習および良質な"気づき"のためにはベースとなる知識が必要だと思っているので、こうした環境は非常に有難いと感じています。

典型最適化の状況

最適化とは:特定のワードを打ちやすくするため、標準運指から崩れた打ち方をすること。
◎…常用 〇…そこそこ使用 △…あまり使わない ×…まったく使わない

◎cacuco:「こう」「こく」「かく」(cou,coku,caku)は勿論として、ica(mica,nica,hica,pica,jica,bica)、uca(muca,nuca,huca,puca,buca)、cako、cake、ccou、icuなど、かなり即興性高く使えるようになってきました。

〇ji/zi:「みじ」「もじ」(mizi,mozi)を筆頭に使用はしていますが、もっと活用できる場面は多そう。特に「うじ」「じん」周り。uziuziとか、zinziとか。「んじ」のzi導入/nji打ちの判断も未開拓のテーマ。

◎xn:WTで対策ワードファイルを作って導入、実際の練習で使用回数を増やしていくことで、ごく自然に使用できるようになりました。リソース不足で判断が難しくなったら思考停止でnnに逃げればいいし、使い勝手はかなり良好です。ただ「善悪」だとむしろzennakuの方が速くなる気がするとか、対象ワード内でも直前の左手の使用状況による考察の余地はありそう。

〇ju/zyu:WTの「操縦術」をはじめ、zyuを自然に繰り出せるくらいの習熟度にはなっています。ただ「じゅん」(zyun)が苦手だったりとか、動作が洗練されていないとか、もうちょっと練習が必要な領域。根本的にjuの動作以上の速さが保てないと意味がないので。

◎hu/fu:元々使用。「ふさ」「ふだ」「ふら」「ふわ」「ふた」「ふか(ca)」は意識的にhuを選べるようになりました。


◎u中:元々使用。
◎de人中:元々使用。

△ki人中:主要な最適化の中では最も苦手なもの。常用は難しいかもしれませんが、「きき」「きー」辺りは使用できるかできないかで差が大きそうなので使用範囲は増やしていきたい。

〇m親:muは原則m親でしか打ちませんが、その他は即興での使用に留まります。人差し指と親指の比率をどのくらいにするかは悩みどころ。

△n親:「にゃ」のみ。「にゃ」もぶっちゃけn右人→ya左手の方が速そうな気がしてきた。あまり具体的な使用例がイメージできていません。

×nha,nja,nhe,njeの右手人→中:検討したことがないです。「んは」「んへ」「んじゃ」「んじぇ」の4パターンが対象。

△t/g/b/y/h/nの両手対応:これからの練習のテーマの一つになると思っています。現在の導入状況はt「あたたかい」「たった」、g「さがす」、b「ぼく」、y「よく」「みゅ」「にゅ」「ひや」、h「ひゃ」「ほく」「はく」「はじ」「はこ」、n「きのう」「むん」などに限られます。
習得優先度が高いのは「よう」「びゅ(b左y右)」「ほう」「のぶ」で、その他にもtg「あた」「がた」「がった」「たら」「わが」「がわ」辺りは有用性がありそうです。改善策の一つとして常に意識はしたいですね。

その他気になっていること:伸ばし棒の打ち方。o-(現状は薬→薬)に動作上の明らかな無駄/不安定要素、i-/u-に動作上の無駄が存在。

展望

 まあ今はまだまだ何やっても上達する段階だと思うので、様々な種目を突き詰めてタイピングの能力を多角的・相互補完的に組み上げていきたいと思っています。具体的には「文字列に対する認識の精度&多彩さ・運動記憶を引き出す速さ・動作の安定性」を数をこなして高めていくという感じでしょうか。特にTyping Tubeの競技的性質は総合的な能力向上に一役買ってくれそうだと感じたので、各曲のスコア詰めを積極的に行っていきたい。

 今のところ掴めていない感覚のひとつが「先読みの調整」。現状の自分に足りないのは打鍵時の自分の認識状態の理解だと思っています。先読み自体はある程度出来ても自分がどこまで読んでいるのか、次にどこまで伸ばすべきなのか……ということの把握が全然出来ない。よく言われる『認識・組立・動作』モデルについて感覚的な理解が得られていません。タイ速のエンドレスモード等をヒントにしながら体得していく部分なのかなと思います。

 あとは最適化。具体的には打ち分け、運指の最適化、動作の最適化の3つ。これらはいずれも「対象の文字列をイメージし、"この打ち方が可能"と認識する」「その文字列の登場をトリガーとして、練習中に打ち方を試す」「その成功を積み重ね、常用可能なテクニックとしていく」のステップを踏む必要があると思っています。普段漫然と打っているものの実際にはもっと早く打てる文字列は確かに存在しているはずなので、導入前の考察も導入中のチャレンジも意識的に行っていきたいところです。