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うぇるあめのタイピング関連ブログ

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タイピングを頑張っています(練習5カ月編)

最新版です。約5カ月の練習でどれくらい上手くなったのかと、これからどうするか。
welame.hatenadiary.com

記録の変化

タイプウェル

国語R 常用XH→XC カタカナSS→XG 漢字XJ→XF 慣用句SS→XF 総通算回数633回→1895
国語K 常用J - - - 総通算回数8回
英単語 基本SG→XG A-F拡張SJ→XH G-P拡張SI→XH Q-Z拡張SI→XH 総通算回数147回→797
オリジナル 大文字F→SJ 大小混在D→SJ すべキーG→D 数字I→C 総通算回数27回→362

 全体的に伸ばしました。できるだけバランスよくやっていきたい。
 国語Rはかなりワードに対する身体的レスポンスが安定してきて、ワード単体に苦労する時期からワード間の接続を意識する時期へと橋渡しが始まっている感触があります。XD、XCと「記録を出せる確信を得てから実際に出すまで」の時間が徐々に長くなっているので、これからの道のりは大変そう。国語Kは配列をただ覚えただけなので気まぐれに進めます。

 英語はインテルステノに向けてそれなりにやっていました。典型パターンの把握・安定化と「このパターンはこういう感覚で打てる」という運動記憶構築が日本語qwe以上に大変だと思うので、ますます回数による習熟が求められるところです。行き詰まるまではのんびり数をこなし、最適化考察のための基礎経験を積むのがよさそう。

 オリジナルは気が向いた時にやるくらいかなぁ……。数字は速くなっておきたいですね。時間帯の法則はあまり把握していないので、とりあえず数字は午前中固定・その他は夜固定でやっています。多分どれもランダム文字列の中にチャンクを見出す能力が求められるんだろうけど、やはりその難易度は通常文章の比になりません。

e-typing

www.e-typing.ne.jp

腕試し410(元気が出る言葉)→468(顔の慣用句)
英語375(第471回/天気のことば)
かな88(第470回/擬音・擬態語)
ローマ字長文484(バレンタイン長文)

 経験を積んだからか、ローマ字は450前後で安定感が変わってきました。以前は記録を出すために2日かけたワード慣れ作業が必要でしたが、最近は特に本腰入れなくても2~30回くらいで好記録が出てくれる場合が多いです。
 初速は0.54~0.56秒くらいに分布していて、0.4秒台も出したことがあるものの他への影響が大きすぎて積極的に狙いづらい感じ。勿論最初にローマ字表記を注視するテクは常用しています。
 英語とJISかなはローマ字に比べるとそこまで力を入れていないというのが実際のところです。

 これからの記録狙いは当たりワード週に限定し、期間中に毎日打ちこなしていくスタイルになると思います。英語はスヌーピーを未経験なのでそれ待ち。天気ワードも記録を出しやすくはありましたが。

 長文は苦手種目なのでやりたくないです(本音)。

打鍵トレーナー

typing.tsurizamurai.com

長文鍛練用 426→479
さくさくタイピング 455→546

 毎月のノルマ。打ちやすいワードをいかに仕留めるかというのはこれからの練習のひとつのテーマなので、さくさくタイピングも注目すべき存在になりそう。

タイピング速度測定

typing.tanonews.com

SS+評価(237打、7.9打/秒)→S+4評価(283打、9.4打)

 30秒短期決戦。シンプルな連続長文形式だけに詰まるときと詰まらない時の自分の状態が比較しやすく、打鍵認識を客観視するには最良の手段だと思っています。特にエンドレスモードは定期的にやっていきたい。

寿司打

typingx0.net

9200円得(6.0key/秒、ミス14)→14600円得(7.0key/秒、ミス28)

 記録への最適戦略を探っていった結果、正確性はなんか97%台まで許容した方がよさそうな感じに落ち着きました。どうせミスは塊で出す(システム上影響小)し。本音を言うと非タイパーに寿司打で負けるのはだいぶ我慢ならないので、あと3000円はせめて伸ばしたい。

 この種目だけローマ字を読んで打っていますが、文自体は全部覚えているためなんとかなってます。

Weather Typing

denasu.com

Lv4.5→Lv5.9

 基本的にWord4打ち。なんか奇跡的にハマって出した記録なので、当分は抜けそうにないです。この先は徐々に最適化ゴリラにならないとついていけなくなりそう。

多言語タイピング

Intersteno Internet Contests多言語部門:2021年大会全体40位

 この前の記事で語った通りです。言語別のスコアは長くなるので省略しますが、ロシア語以外のIntersteno種目はほぼTypemaster以上です。多言語タイピングは、たのしい!

 あと実用種目の恩恵として、日常でID直打ちとかちょっと面倒なコマンド打ちとかを抵抗なくできるようになりました。ちょっと便利。

環境面について

 大きな環境の変化として、キーボードをREALFORCEのR2S-JP4-BKに買い換えました。荷重は30gだとちょっと癖が強すぎるかなと感じたので45g。
 REALFORCEというメーカーの製品は基本的に『静電容量無接点方式』と呼ばれるキー構造を採用しており、耐久性と打鍵感に優れているのが特徴です。入力時にコッコッと鳴る独特の打鍵感が病みつきになります。国内最高クラスの品質だけあって値段も非常に高かったですが「音ゲー250クレ分だと思えばまあそんなもんか……」と思って割り切りました。

 キーボードを変えたら直ちに記録が伸びるかというとそういうことは無くて、丁度いい力加減を染み込ませるまでには2週間くらいかかりました。今でこそ使いこなせていますが、正直ちょっと焦りました。(実のところ多言語を始めたのはこの期間のモチベ低下防止策だったりします)

知識面について

 入門者として練習と同じかそれ以上に行っていたのが、「競技タイピングに関する文章を読む」ということ。色々な方のHPやブログ、タイパーアドカレ3年分、タイパー辞典3種類、RTCとそのレポート・インタビュー、パソ活記事……。無償公開されていた「タイピング Professionals」も非常に助かる書籍でした。
 こうした文章を読み漁ることは単純に面白くて刺激的でしたし、基本概念から各種目の本質に至るまで、競技タイピングにおいて常識となっている様々な知識を取り入れることができました。

 幸いなことにタイピング界ではブログ文化が非常に盛んなため、僕のような新参者でも読める情報は多いです。効率的な練習および良質な"気づき"のためにはベースとなる知識が必要だと思っているので、こうした環境は非常に有難いと感じています。

典型最適化の状況

最適化とは:特定のワードを打ちやすくするため、標準運指から崩れた打ち方をすること。
◎…常用 〇…そこそこ使用 △…あまり使わない ×…まったく使わない

◎cacuco:「こう」「こく」「かく」(cou,coku,caku)は勿論として、ica(mica,nica,hica,pica,jica,bica)、uca(muca,nuca,huca,puca,buca)、cako、cake、ccou、icuなど、かなり即興性高く使えるようになってきました。

〇ji/zi:「みじ」「もじ」(mizi,mozi)を筆頭に使用はしていますが、もっと活用できる場面は多そう。特に「うじ」「じん」周り。uziuziとか、zinziとか。「んじ」のzi導入/nji打ちの判断も未開拓のテーマ。

◎xn:WTで対策ワードファイルを作って導入、実際の練習で使用回数を増やしていくことで、ごく自然に使用できるようになりました。リソース不足で判断が難しくなったら思考停止でnnに逃げればいいし、使い勝手はかなり良好です。ただ「善悪」だとむしろzennakuの方が速くなる気がするとか、対象ワード内でも直前の左手の使用状況による考察の余地はありそう。

〇ju/zyu:WTの「操縦術」をはじめ、zyuを自然に繰り出せるくらいの習熟度にはなっています。ただ「じゅん」(zyun)が苦手だったりとか、動作が洗練されていないとか、もうちょっと練習が必要な領域。根本的にjuの動作以上の速さが保てないと意味がないので。

◎hu/fu:元々使用。「ふさ」「ふだ」「ふら」「ふわ」「ふた」「ふか(ca)」は意識的にhuを選べるようになりました。


◎u中:元々使用。
◎de人中:元々使用。

△ki人中:主要な最適化の中では最も苦手なもの。常用は難しいかもしれませんが、「きき」「きー」辺りは使用できるかできないかで差が大きそうなので使用範囲は増やしていきたい。

〇m親:muは原則m親でしか打ちませんが、その他は即興での使用に留まります。人差し指と親指の比率をどのくらいにするかは悩みどころ。

△n親:「にゃ」のみ。「にゃ」もぶっちゃけn右人→ya左手の方が速そうな気がしてきた。あまり具体的な使用例がイメージできていません。

×nha,nja,nhe,njeの右手人→中:検討したことがないです。「んは」「んへ」「んじゃ」「んじぇ」の4パターンが対象。

△t/g/b/y/h/nの両手対応:これからの練習のテーマの一つになると思っています。現在の導入状況はt「あたたかい」「たった」、g「さがす」、b「ぼく」、y「よく」「みゅ」「にゅ」「ひや」、h「ひゃ」「ほく」「はく」「はじ」「はこ」、n「きのう」「むん」などに限られます。
習得優先度が高いのは「よう」「びゅ(b左y右)」「ほう」「のぶ」で、その他にもtg「あた」「がた」「がった」「たら」「わが」「がわ」辺りは有用性がありそうです。改善策の一つとして常に意識はしたいですね。

その他気になっていること:伸ばし棒の打ち方。o-(現状は薬→薬)に動作上の明らかな無駄/不安定要素、i-/u-に動作上の無駄が存在。

展望

 まあ今はまだまだ何やっても上達する段階だと思うので、様々な種目を突き詰めてタイピングの能力を多角的・相互補完的に組み上げていきたいと思っています。具体的には「文字列に対する認識の精度&多彩さ・運動記憶を引き出す速さ・動作の安定性」を数をこなして高めていくという感じでしょうか。特にTyping Tubeの競技的性質は総合的な能力向上に一役買ってくれそうだと感じたので、各曲のスコア詰めを積極的に行っていきたい。

 今のところ掴めていない感覚のひとつが「先読みの調整」。現状の自分に足りないのは打鍵時の自分の認識状態の理解だと思っています。先読み自体はある程度出来ても自分がどこまで読んでいるのか、次にどこまで伸ばすべきなのか……ということの把握が全然出来ない。よく言われる『認識・組立・動作』モデルについて感覚的な理解が得られていません。タイ速のエンドレスモード等をヒントにしながら体得していく部分なのかなと思います。

 あとは最適化。具体的には打ち分け、運指の最適化、動作の最適化の3つ。これらはいずれも「対象の文字列をイメージし、"この打ち方が可能"と認識する」「その文字列の登場をトリガーとして、練習中に打ち方を試す」「その成功を積み重ね、常用可能なテクニックとしていく」のステップを踏む必要があると思っています。普段漫然と打っているものの実際にはもっと早く打てる文字列は確かに存在しているはずなので、導入前の考察も導入中のチャレンジも意識的に行っていきたいところです。

intersteno多言語部門に初参加しました

前回の記事でIntersteno Internet Contestsの決意表明を行いましたが、今回はその結果発表となります。

welame.hatenadiary.com

Intersteno Internet Contestsとは?

 国際情報処理連盟が毎年開催しているオンラインタイピングコンテスト。出場部門として「母語部門(Mother tongue)」と「多言語部門(Multilingual)」の2つが存在します。僕が今回出場したのは多言語部門です。

 多言語部門は大会指定の17言語の中から最大16言語を選び合計点を競う部門。競技時間は言語ごとに10分間で、画面に表示される文章をどれだけ入力できたかが得点となります。なお入力ミスをしたらその都度BackSpaceで修正する必要がある(修正できなかった分は1回につき50文字分減点される)仕様になっています。

結果発表

f:id:welch2929:20210519195901p:plain

 総合得点42022点!ミス数合計39!世界40位(Senior部門世界26位)!

 当初の全言語合格&40000点という目標はめでたく達成しました。世界総合トップ30は流石に無理だったので、次回に期待。

ふりかえり

 達成の目算はあったとはいえ、ここまで狙い通りに十分なスコアが出てくれるとは思いもしませんでした。やはり多言語は慣れが重要なようで、英語のベース速度を上げつつ色々な言語にあたっていたら練習期間中盤ぐらいで急激な底上げが見られました。typeracerで言うとそれまで240cpm台だった言語が軒並みtypemaster安定するようになり、そこでかなり手応えが掴めましたね。

 そのうち全言語でTakiの合格相当スコアが出せたので、あとは4月末のルーマニア語を皮切りに本番実施。……ここで10ミスという大失敗をやらかして以降、以降はミス量産を防ぐ方針に変更しました。コンディション調整には毎回気を配っており、dqmaniacさんのレポートを参考にして直前には10分間練習を行っていました。


 勿論個々のスコアを見ると納得できるものばかりではありません。初挑戦で手が震えてしまったルーマニア語、指の感覚を失って本来のペースが出せなかったオランダ語、まさか一番遅くなるとは思っていなかったポーランド語などはやや悔いが残ります。
 後ろの2つに関しては後半の本番実施ペースが詰め込み気味になった悪影響が出た気がします。ただこれは練習期間の長さを優先した結果でもあるので、来年はもう少し改善できると思われます。

 ミス数も今回のように少ないに越したことはないですが、この先点数を伸ばしていくためにはもっと知覚ギリギリくらいの高速打鍵を増やす必要がありそうです。熟達が必要ですね。


 あと最大の反省点はTWE基本がXHしかなかったことです。はやく一人前のタイパーになりたい!(逆に言うとXH程度でも16言語合格は可能ということなので、参加を検討している方は参考にしていただければと思います)

言語ごとの所感

上から今回のスコア順に並んでいます。

英語:言わずもがな一番早く打つべき言語。3000は超えましたが、発展途上。

スペイン語:スペルが日本語ローマ字に近い性質を持っている印象。トップクラスに打ちやすいですね。こちらも3000超えられてとりあえず満足。

ドイツ語:第二外国語のわりにそこまで得意ではなかったのですが、結果的には3番目の得点となりました。一番練習したかも?

クロアチア語:癖はあるものの、やはり特殊文字が少ないというのは非常にやりやすいです。満足。

ポルトガル語:なぜかTakiに方言しかない謎の言語。dが多く出てくるのはやや難しいですが、これも日本語に近い感覚で打てて楽しい。

フィンランド語:連打ゲー。練習で認識はスムーズに出来るようになったものの、動作パートはやはりつらい。ミスペナルティの重い本番だと指に独特の感覚を強いる言語は手に汗握ります。2900文字乗ったのは満足。

イタリア語:癖が無くてたのしい~~!もうちょっと頑張れば3000文字は乗った気がしますが、今回は慎重策だったので仕方なし。

オランダ語:これで稼げなかったのは本当に良くなかったと思います。連打ゲーのさなかで指の感覚を見失い、速度を落とさざるを得ませんでした。今回は仕様上やや有利と言われるベルギー方言を採用。

フランス語:ふつう。ノーミスなのは良いですが、2600文字台はちょっと不満。アポストロフィが多いのでこの言語だけでもUSキーボード使った方がいいのかな……?と感じたり。

トルコ語:ノーミス!特殊文字のıを適切な右手キーに割り振ったら日本語にかなり近い感覚で打てて楽しいです。

日本語:密かに合格を不安視していた言語でしたが、まあ何とかなりました。実用種目の勘所が分からず練習初期は長い変換を多用していましたが、短く切って確認のロスを無くす方針にした方が速度・正確性ともに安定しましたね。

ポーランド語:ノーミスにして今回の文字数最下位(2417)。なんでだよ……。まあ確かにトップクラスに打ちづらい言語のひとつではありますが、高速打鍵を挟める箇所は多いはずなのでちょっとビビり過ぎた気もしますね。

ルーマニア語:今回の本番実施方針を決定づけた元凶。練習でノーミス3044(それまでの全言語通しての自己ベスト)が出たので1言語目として本番に取り掛かったものの、指が震えて10ミスの惨敗。以降このトラウマから正確性に全振りするようになりました。言語としては特殊文字の種類が少なくやりやすいと思います。

ハンガリー語ボス1。頻度の高いéを;キーに当て、őűキーを右上に並ばせることでかなりの速度安定が見られました。多言語における配列づくりの大切さを実感します。挑戦予定日に直前練習で2400文字を下回ったため実施が後回しにはなりましたが、無事合格。

チェコ語ボス2特殊文字が多すぎる。元の配列だとéとの区別が必要なěがデッドキー文字に回されており、速度面でのネックになっていました。そこでěを同じく頻度の高いíとともに右小指キーに割り振り、さらにほとんど使わないqを半/全キーにどけてáを割り当てたことで合格が安定するように。いや実際のところqの位置は押しづらく右Alt+aの方が短期的には有用でしたが、ともかく配列変更が好影響を及ぼしたのは確かです。

スロバキア語:ボス3チェコ語より見た目だけなら楽そうなんですけど、実際打つと全然速度でなくてビビる。全体的に慎重策を取った今大会においても流石にこれとチェコ語は速度を重視しました。

ロシア語:ラスボス。今年は16言語でよかったので当然不選択。

配列メモ

今回はインテルステノ用paraph配列集を独自アレンジを加えつつ使用していました。大変助かりました。

ドイツ・オランダ・フィンランド語配列
äëïöü : 右Alt + aeiou áéíóú : @ → aeiou àèìòù : 半角/全角 → aeiou
;でä を1打鍵

フランス・スペイン語配列
áéíóú, ç, ñ : 右Alt + aeiou æœ : 右Alt + zx
àèìòù : 半角/全角 → aeiou âêîôû : @ → aeiou äëïöü : ; → aeiou

ポルトガル語配列
éíú, ç, ãõ : 右Alt + 該当文字 áó : Shift + @ → ao
àèìòù : 半角/全角 → aeiou âêîôû : @ → aeiou äëïöü : ; → aeiou

イタリア語配列
àèìòù : 右Alt + aeiou ° : Shift + 0
@でèを1打鍵、;でéを1打鍵

ルーマニア語配列
âî, şţ : 右Alt + 該当文字
; でăを1打鍵 @でâを1打鍵

クロアチア語配列
čšžđ : 右Alt + 該当文字
; でćを1打鍵 @でžを1打鍵

チェコ・スロバキア語配列
áéíóúý, čďňřšťž : 右Alt + 該当文字 ě, ů, ĺŕ, ä, ô : [ → e、u、lr、a、o
;q@でíáěを1打鍵

ポーランド語配列
ćńóś, ąę, ł, ź : 右Alt + 該当文字
;でęを1打鍵  @でłを1打鍵 ż : 半角/全角 → z

ハンガリー語配列
áéíóú : 右Alt + aeiou õ : 右Alt + ;
@[でőűを1打鍵(右Altでőű)、;でéを1打鍵

トルコ語配列
öü, â, çş, ğ : 右Alt + 該当文字
; でıを1打鍵

タイピング世界大会に出るので、その準備をします

www.intersteno.org

 こちらの『Intersteno Internet Contests』への参加を決めました。競技タイピング初級者の自分にとってこういう場に参加するのは勇気が要りましたが、憧れの大会がいま目の前で行われているとあっては飛び込まぬわけにはいかず……。

Intersteno Internet Contestsとは?

 国際情報処理連盟が毎年開催しているオンラインタイピングコンテスト。出場部門として「母語部門(Mother tongue)」と「多言語部門(Multilingual)」の2つが存在し、世界中の人とスコアを競うことができます。

 多言語部門は大会指定の17言語の中から最大16言語を選び合計点を競うというもので、平等かつ非常にハードな種目となっています。競技時間は10分間で、画面に表示される文章をどれだけ入力できたかが得点となります。
 入力ミスをしたらその都度BackSpaceで修正する必要がある(修正できなかった分は1回につき50文字分減点される)ため、速度と正確性の両方が重要です。まさにキング・オブ・タイピング競技。

スタートライン

 以下はTakiの10分間練習での自己最高得点です。

言語 点数 言語 点数 備考(入力文字数)
日本語 2133 チェコ語 0 1631文字
英語 2852 スロバキア 0 1873文字
イタリア語 2421 ポーランド 0 2269文字
フランス語 2208 ハンガリー語 0 2189文字
スペイン語 2268 トルコ語 0 1888文字
ポルトガル語 2269
ルーマニア語 2234
ドイツ語 2418
オランダ語 2458
セルビア 2397
フィンランド 2541

 総合得点は26,199点。今回選択予定のないロシア語は抜いてあります(勿論0点です……。)
 これでも最低限通用する点数ではありますが、まだ10分間練習の実施回数も合計で38回しかなくベストを尽くせているとは到底言い難い状況です。よって今回は段階別に、

 (1)16言語すべて合格
 (2)総合得点40000点
 (3)世界トップ30へのランクイン

を目標と定め、しっかり練習を行っていきたいと思います。

準備1:ルールをよく読もう

 こちらが公式ページにある今年のルール。有難いことに日本語版のルールもdqmaniacさんが用意してくださっているので、両方よく読むことにします。

・登録期間は2/15-4/30、コンテスト期間は3/15-5/12。
・traditional PC keyboardの他にchord(同時押し) keyboardも使用可。
・競技はTakiかZavのソフトウェアを用いて10分。学生やIntersteno National groupから参加する大人が参加可。
・seniors部門は20歳以上(born in 2000 or earlier)が対象で、分間240文字&ミス率0.50%以内が合格ライン。

母語部門(1言語のみ、自国の言語)と多言語部門(2言語以上、16言語で競技を行った時点で終了)が存在。各言語ごとに一発勝負で、違うソフトや違う方言での打ち直しは無し。言語ごとにソフトを変えるのは有効。

・得点は文字数-50×ミス数。結果はリアルタイムで表示され、カテゴリごとに閲覧可能。
・合格者には認定証を送付。トップ3にはメダルも授与。

・ポリシー、ルール、法に従うこと。不正操作や妨害、ハッキングは罰せられる。
・運営やルール解釈の最終的な決定権はThe Intersteno Boardにある。
・参加費はサイトを参照。直接送金やPayPalがおすすめ。

・日本語は入力した文字数に係数2.2607を乗じて補正。
・3/31まで全日本タイピスト連合を通しての登録が可能。(本当に有難い……)
・切り取り、貼り付け、任意スクロールは不可。マウス・矢印キー・Home/Endによる位置移動は今回から可能。マウスやShiftキーでの文字列選択も可能。
・30秒以上の静止で強制終了。
・競技の性質上、修正の間に合わない最後数秒に注意。
IMEや通常の学習機能は切る必要なし。予測変換機能は不可。
・競技実施後に内容に言及しないこと。
・日本語はすべて全角、改行やスペースなし、記号はー。、・()「」%々に限定。
・MSKLCなどによる配列変更は基本的に可。

準備2:基本的な計画を立てる

 選択言語は合格までの練習コストが最も高いであろうロシア語を避け、残りの16言語とします。使用ソフトはすべてTakiで統一。


 1か月間で取り組むべき練習は以下。

 ・各言語ごとにTakiとTyperacer、10fastfingers、多言語ウェル等を用いた打ち込み。理解を深めるため練習は2日あたり2言語程度に絞り、2週間で16言語1周くらいのペース感を2セット。
 ・2週間ごとに模擬スコアとして16言語の本番想定スコアを出し、のちの練習に活かす。
 ・ベース速度向上のため期間中はタイプウェル英単語を積極的に打つ。
 ・和文変換対策にタイプウェルFTの社説打ち。


 また、練習以外に必要な要素としてはこのあたり。

 ・基本単語や頻出打鍵パターンの調査による言語の特性のおおまかな理解。
 ・過去の参加者のレポートを読む(実はもう一通り読んであるが)。
 ・配列を見直す。(特殊文字の1打鍵化やデッドキー化、記号の位置の直感的把握)
 ・イタリア語、ドイツ語、フランス語、オランダ語クロアチア/セルビア語のバージョン選択の決定。両者の違いを練習や調査を通して理解し、早めに決める。


 がんばるぞ!

タイピングを頑張っています

 うぇるあめです。最近タイピング練習を頑張っているので今のところの成果を書き残しておきます。


 練習といっても元々ブラインドタッチは出来たんですが、去年の11月下旬くらいにホームポジションの存在を初めて知りまして。これは身に着けるしかない!と思い色々なサイトでの練習を始めたんですよね。そしたらタイピング自体にドハマリしてしまって。どこまで自分の速度を伸ばせるのか挑戦してみたくなりました。

 スタート地点はkpm280台をちょいちょい出せるくらい。前回の記事の通りEucalyn配列の習得に2週間を割いているので、QWERTYに戻ってきてからの本格的な練習期間は1か月半といったところでしょうか。


 よく使ってるタイピングサイト・ソフトごとに今の状況をつらつら書いていきます。

サイト

e-typing

www.e-typing.ne.jp

 腕試し自己ベストは410。第1029回の「元気が出る言葉」の記録で、6382人中416位でした。文章としてはかなり打ちやすい当たり回だと言われてます。

 サイトとしてはお馴染みのやつですね。なんといっても初速込短文で正確性重視というストレスマッハのやりごたえのあるシステムが特徴的。精神に負担がかかるのと速度をセーブしなければいけない性質のせいであまりやる気にならず常用はしていません。


打鍵トレーナー

typing.tsurizamurai.com

 ベストスコアは長文鍛練用が426、さくさくタイピングが455。

 ひたすら長文を打つシンプルで使いやすいサイトです。IEじゃないと音が出せないっぽいのでミスに気づきにくいのが玉に瑕。ウォーミングアップに使うことが多いです。


タイピング速度測定

typing.tanonews.com

 SS+評価(237打、7.9打/秒)。5000打鍵が12分30秒、20000打鍵が51分38秒。

 上の打鍵トレーナーと性質は大体同じですが、このサイトの優れた点はURLに/?eを加えると出てくるエンドレスモードの存在。通常時の30秒という制限時間が取り払われ、無制限に打ち続けることが可能となります。上の5000打鍵・2万打鍵は自分で打数を決めて行ったタイムアタックの記録です。
 そんなこんなで、無心で打ちたいときにはまさにピッタリのサイト。課題文もユニークな内容のものが多くやっていて楽しいです。


Typing Tube

https://typing-tube.net/typing-tube.net

 ランキング登録回数のべ402。標準的な日本語曲では初速込6.7~7.5打/秒くらい。初速込み最高記録はKotoneのかごめで出した7.602打/秒、初速抜き最高記録は緑仙の秒針を噛むで出した8.50打/秒。まあここらへんの記録は歌詞の性質に大きく左右されるのであまり意味はないですね。

 内容としてはYouTubeの動画をもとにした歌詞タイピングをするサイトです。スコア計算の詳細はよく分かりませんが明らかにミスペナより打ち逃しペナの方が桁が大きいので速度最優先。VTuber関係のラインナップがやたらと充実しているのでそこを中心にスコア詰めをしています。ランキングにいる人は割と固定メンバーで、R常用ZJの人とかも居るので勝てません。


Mytyping

typing.twi1.me
 直近10回の速度を平均すると5.79打/秒でした。ベストスコアは長文53の6134(6.4打/秒)。

 公式の長文シリーズを打つことがほとんどです。理由はよく分からないけどすごい相性悪いのであまり使っていないです。記号が多めで単純に難易度が高いっていうのは勿論あるんですが、それ以外もなんか全体的に速度が出ないんですよね。


寿司打

typingx0.net

 最高成績は19200円。6.0key/秒、ミス14。

 みんな大好き寿司打。比較的打ちやすい文章が多い気がします。2秒3秒ボーナスの存在があるので、多分正確性勝負なのかな?楽しいですが集中力が要るので1日に多くとも2~3回までしかやりません。


おまけ:正確性考察

 軽く測ってみたら28打/21打/33打/37打で1/1/2/3秒のボーナスが得られたので、これをもとに考えます(間違ってたら申し訳ない)(追記:正しくは28打/31打/33打/37打の129打でした!)。

 ノーミスで119打打つと7秒のタイムボーナスということは、平均17打で1秒伸びると言い換えることも出来そうです。また、一度ミスするとスタート地点に戻される仕様なので、"2秒ボーナスは得られないけど1秒ボーナスには手が届く正確性"を仮定した場合、平均24.5打で1秒伸びるとします。

 ノーミスで打って5.5打/秒とすると、120秒で660打打って38秒追加&14打持ち越し、次に223打打って13秒追加&2打持ち越し、次に73.5打打って4秒追加&5.5打持ち越し、次に27.5打打って1秒追加&10.5打持ち越し、最後に16打。合計1000打

 後者の精度で6打/秒とすると、120秒で720打打って29秒追加&9.5打持ち越し、次に183.5打打って7秒追加&12打持ち越し、次に54打打って2秒追加&5打持ち越し、最後に17打。合計974.5打

 まあ現実にはノーミスであることはそうそうあり得ないわけですが、それでも精度を落として0.5key/分上乗せしようとする作戦はあまり効果的ではなさそうです。実際自分が記録を更新するのも決まって正確性を意識したときで、乱打寄りで速度を上げてもあまりいい結果が出ないことが多いです。

ソフト

タイプウェル

国語R 常用XH カタカナSS 漢字XJ 慣用句SS 総通算回数633回
英単語 基本SG A-F拡張SJ G-P拡張SI Q-Z拡張SI 総通算回数147回
オリジナル 大文字F 大小混在D すべキーG 数字I 総通算回数27回

 はい。流石にR常用はかなり頑張りましたが、全体的にまだまだ練習が足りてません(特に英語は頑張りたい)。かなは未習得です。
 速度は常用XHに関しては8打/秒を超えています。

 基本的には毎回ランダムに構成される語句セットを通しで打つソフトで、詳細な記録管理・結果表示機能が特長。30秒~1分もの間自分の限界の速度を維持しなければならないため、指の運動能力・先読み力・安定力と様々な能力が鍛えられます。楽しいけど非常にストイックなソフトなのでスポーツやってる感は抜群。
 現在配布していないのは残念(自分はwayback machineで入手)ですが、20年くらい前のソフトなので致し方なし。


Weather Typing

denasu.com

 Lv4.5。アベレージは450~470kpmくらいで、ワード単位だとちょいちょい600台も出たりする感じ。10ワードではアベレージ500kpmを達成しているので、30ワードでも届かせたい。

 全国大会(Realforce Typing Championship)やにじさんじ打鍵王でも使われているソフトですね。課題ワードからランダムに2つ繋ぎ合わせた奇怪な文章を打っていきます。ネットワーク対戦機能が長所ですが自分が使うのはシングルのみ。CPUはLv4にはおおむね勝てます。

 それにしてもWeather Typingって本当に打っていて気持ち良いですよね。爆発音から来る手応えがクセになる。自分が使っているものの中では最も速い打鍵速度を出せるソフトの一つです。


TypeLighter

hagane-forge.sakura.ne.jp

 ワードごとの詳細な打鍵研究に適したフリーソフトe-typingワードを限界まで早打ちするチャレンジをしたり打鍵の速度ムラをぼんやり見たりしている程度で、活かしているかといわれると微妙なところです。苦手語句を詰めるフェーズになったら大活躍するんじゃないかと思います。

タイピング事情

最適化の状況

最適化とは:特定のワードを打ちやすくするため、標準運指から崩れた打ち方をすること。

u中:元々使っています。「ゆ/ふ/ぬ」とかは大体そうですね。元々ホームポジションを知らなかったので、当然標準運指以外の打ち方が既に身についていた場合も多いです。
de人中:元々使っています。それはそう。
hu/fu:元々使っています。fもhも位置を見失いやすいので大変です。
ki人中:使っています。でもある程度余裕のあるときに限られます。
m親:使っています。まあmu人中みたいに代替の最適化もありますが、指の移動量が減るのは大きいです。n親も咄嗟に使うことはあります。
t右人:使っています。「たた」は基本これです。Tの連続打鍵は厳しい。
cacuco:使っています。「こう」「ここ」「こく」は基本cou、coco、coku。「か」「く」はまだKの方が多い。例えばcaについても「光」「よかった」みたいに意外と使えるものが多いのでもっと上手く使っていきたいですね。

ji/zi:ほぼ全部jiです。でも「もじ」「じんじん」「くじ」とかはzで打ったほうが良いんでしょうね。
y左人:使っていません。「にゅ」「にょ」「みゅ」「みょ」が速くなりそうなのはそうなので、今後練習したい。
h左人:使っていません。難しくない……?「方法」とか?
g右人:使っていません。でもt右人はやるので使い所さえ分かればハードルが低いかもしれない。「がる」「がった」とか?
xn:使っていません。段々と「みんな」「こんな」「何の」「うんぬん」とかN連打で引っかかる感じが分かってきたので、導入したいとは思っています。

キーボード

 実はまだノートパソコン(Thinkpadパンタグラフ式キーボード)でやってます。デスクトップPCも持ってはいるのですがキーボードがメンブレンしかなくタイピングには全然向いていません。近いうちに思い切って静電無接点のものを買うつもりです。

Eucalyn配列を試してみた記録

 こんにちは、うぇるあめと申します。出来立てのブログです。


 この度PCキーボード配列の1つ「Eucalyn配列」を習得したので、本記事ではその練習記録や感想を残しておこうと思います。配列についての詳細は考案者様のこちらの記事に書かれています。


自己紹介

 大学生です。タイプ速度はそこまで早いわけではなく、QWERTYのKPMは高くて280台あたり。寿司打10,000円普通コースの自己ベストは14,300円(4.8key/秒)です。
 タイピングでやることは日常的なものと記事執筆、リアルタイム短文チャット、プログラミングあたりです。

使おうと思ったきっかけ

 元々はただ単にQWERTYの打ち方の矯正をしていたのですが、次第に興味が脱線してきて「そういえばQWERTY以外にもいろいろ有用な配列があるって噂を聞いたことがあるな……」とあれこれ調べ始めたのが始まりです。より快適な配列はないものかとDvorakやらColemakやら色々な例を見た末に、ローマ字入力特化のEucalyn配列に興味を持ちました。


練習方法

 1日30分~2時間くらいタイピング練習サイトでの練習を続けました。さすがに最初から完全移行は不可能なので、ノートPCはEucalyn、デスクトップとスマホQWERTYという使い分けをしていました。

 ちなみにキーの配列変更にはKeySwapというソフトを使用しています。


 タイピング練習サイトとしては以下の3つを使っていました。

インターネットでタイピング練習 イータイピング | e-typing ローマ字タイピング
 メインはここ。正確性重視のサイトで、見やすく打ちやすい。カルテによって日々の記録を確認できる。

楽しくタイピング練習ができる「マイタイピング」
 サブ。キーごとの正確率や文ごとの速度、ミスの時に打っていたキーなど確認できるデータが多め。

寿司打
 いつもの。時間的プレッシャーがあるので、スピード重視の練習に。


Eucalyn配列練習サイト | Works
 あとはこういうQWERTY配列のままお試しプレイができるサイトもあります。


 他にもブラウザ版 タイプウェル国語Rとかさくさくタイピングとか色々なサイトがあるので、気分によって使い分けると良いと思います。


結果

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14回分の記録

 こちらはe-typingの「腕だめしレベルチェック」を毎日行った結果です。平均wpmの241を超え、260台まで届かせることが出来ました。2週間という比較的短期間の練習ではありますが、少なくとも日常的な用途であれば問題なく使えるレベルになったかなと思います。自分は練習時間をかなり集中的に割いたので、実際はもう少し期間が必要になるかもしれません。


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 ちなみにその後、20回くらい粘ったら300台が出ました。めっちゃ頑張りました。
 これでQWERTY超えだー!と喜んでいたら……


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 試しに同じく粘ってみたQWERTYも激伸びしました。なんで?

感想

 この配列を使うメリットは、やはり代替配列ならではの独特の打鍵感だと思います。移動の少なさと交互打鍵のリズミカルなペースが生み出す心地いい感覚は体験する価値あり。「あたたかくなってきたなあ(ATATAKAKUNATTEKITANAA)」とかめっちゃ楽に打てて爽快です。
 母音や使用頻度の多いキーが集まっているというのもメリットではありますが、裏を返せば位置が似ていて紛らわしいのでコツが要るところでもあります。


 懸念点の一つであろうQWERTYとの両立については、自分は慣れる前・慣れた後ともにさほど問題なく出来ていました。とはいえ途中でEucalyn用PCをQWERTYに戻してみたときは非常に打ちにくかったので、多分キーボードや使用シチュエーション等を分けておくのが良いのではないかと思います。(今は自由に切り替えが出来る状態です)

日々の記録

 毎日記録と簡単な感想を残していたので載せます。
 WPM(実際にはKPM……のはず)と正確率はe-typingのスコアです。

1日目
苦行。この文章もEucalynで打ってるけどただただ辛いの一言
一番使うはずの母音がなぜか一向に馴染まない AはともかくとしてOとEがほぼ毎回わからなくなるしIもUもよく見失う Sが小指なのが生理的に無理 右手のMの位置がものすごく遠く感じる あとタイプミスや変換ミスをするたびに「これもう1回打たなきゃいけないのか…」っていう新感覚のダメージが入る 数字記号やQWZXCVあたりのQWERTY配列と変わってないキーを打つと安心する


wpm59.47 正確率88.98%

2日目
一晩眠っただけで驚くほど手に馴染むようになり、睡眠の重要性を改めて実感した
右手のT,K,S中心にまだまだ「このキーどれだっけ?」と悩みっぱなし 過渡期に起こると言われているQWERTYも打てなくなる問題は今のところない


wpm85.66 正確率95.37%

3日目
wpmは100を安定して超えるようになってきた
慣れて来たので使用機会を増やしてみたが流石にイライラする 指のポジションが不安定になるMI, MUやBI, BUでのミスタイプが特に多い気がする KやSでの混乱も未だ多く、使用機会の多いキーが密集していて取り違えやすいというこの配列ならではの難しさを実感する


wpm109.99 正確率93.84%

4日目
キー入力速度は順調に伸びてきており嬉しい限り プログラミングや簡単なリアルタイムチャットもなんとか出来る
まだまだ頭で考えて打ってる感覚はあり、考えずにスラスラと打てるようになるまではより一層の習練が必要


wpm146.44 正確率97.69%

5日目
メインのキーの「頭で考えて打っている感」は徐々になくなっていくのを感じる(ミスしないとは言っていない)
QWERTYとの併用は問題なく出来ているし、今後も大丈夫じゃないかなという気がする タイピング練習の比較的長いメニューもある程度抵抗なく選べるようになってきた


wpm165.14 正確率94.62%

6日目
ここまでくるとかなり慣れたといっていい状態になっている
KやSの混乱は概ねなくなったが、F~Lまでの下段キーがミスタイプの温床と化している QWERTYだとなかなか使わない位置が含まれているのもあるかもしれない、ホームポジションから手がずれないよう気を付けるのが大事そう


wpm185.31 正確率95.93%

7日目
ミスはあるものの、wpmが200を超えてかなり実用に近くなってきた 押し間違いを減らしてストレスフリーにしていきたい


wpm209.71 正確率95.6%

8日目
スピーディーに打てるようになればなるほどEucalyn配列の移動の少ない打鍵感が心地よく感じられるようになってきた、これは沼だ あかさたな行が連続すると特に楽しい


wpm224.6 正確率96.06%

9日目
一般平均がwpm241.28なのだが、この辺りに差し掛かると今までのようなトントン拍子とはいかなくなってきた


wpm232.26 正確率97.54%

10日目
wpmはわずかに上乗せしたものの正確率の関係でスコアは初めて単調増加ではなくなった 難しい


wpm239.96 正確率95.62%

11日目
ついにe-typing内の一般平均を大きく超えることができた、晴れて一人前
ローマ字表示状態でのタイピングに最適化されてきている気がしたのでかなしか出ない設定での練習も混ぜるようになった


wpm251.36 正確率97.48%

12日目
速度の単調増加は維持したがミスが多すぎた、そもそもタイピング関係なく本番に弱いのもあるかもしれない


wpm256.77 95.09%

13日目
速度的にはかなり満足の行くところまできたが、どうしても母音をスムーズに押すこととの両立がしにくい


wpm266.36 正確率96.01%

14日目
速度の連続上昇記録が終わった。結局たどたどしさは残ったものの、予想以上にしっかり習得出来て非常に満足がいった。 


wpm261.3 正確率95.18%

追記:速度について

 この記事の当初の感想部分には以下のような文がありました。

kpm400~500やそれ以上の高速打鍵を目指すにあたってこの配列がどれくらい通用するのか、ということに関しては正直分かりません。もっと上手い人に託します。

 自分はこの記事の執筆後に趣味として競技タイピングを開始し、現在はQWERTYで平均kpm600~700の打鍵が可能となりました。上手い人かと言われるとやや心許ないかもしれませんが、折角ならということで最後にこの問いに対する私見を書きたいと思います。


 結論として、kpm400~500といった一般的な高速打鍵範囲では個々人のタイピング習熟度や年齢の影響度が大きく、配列に起因する速度的な限界が生じることはあまり考えづらいです。運動量の小ささや使い心地といった交互配列のメリットも十分に発揮されると思われます。

 ただし配列を選ぶ目的が「ひたすら速度のみを追求すること(他の要素は求めない)」である場合はやや事情が異なります。秒間2桁打鍵クラスになると手の交代時間自体のロスが無視できなくなるためです。QWERTYは手の交代前後で「"oku"や"ser"をジャッと打つ」のような高速片手打鍵=アルペジオ打鍵を挟めますが、母音が片側に揃った配列ではそれが原理的に難しくなります。またQWERTYの同指連続使用の多さも「最適化」というテクニックを使う場合は大部分を解消できます。このような事情から、あくまで速度上限という評価軸に関しては競技レベルでも一般的に使用されるQWERTYやJISかな配列(もしくは月配列等のかな新配列)がやや有利という印象です。
 なお類似したDvorak配列の高評価はあくまで英語入力が前提になっているため、英語と母音の出現の仕方が異なる日本語入力にはそのまま適用ができないことに注意が必要です。

 Eucalyn配列を使用した高速化を目指すにあたっては、「GY/MY/TY/RY/NY/HY/KYをスムーズに打ってみる」「FとUを右手で打った方が良い場合が無いか試してみる」「"か" "く" "こ"をcacucoで打った方が良い場合が無いか試してみる」といったテクニックが考えられます。また書籍「タイピングProfessional」には配列研究者のkouy氏やnooyosh氏、多数の入力方法の経験者であるtomoemon氏、日本屈指のDvorak配列使用者であるQuvota氏のインタビュー等が掲載されているので、「配列による高速化」というテーマを本格的に考えたい場合は参考になるものがあるかと思います。